さよならまぼろし

一次創作サイト

R-18

恋しさのためし

「一条大納言、今日は特別に余を好きにしていいようにしてやろう」 人を追い払った室町第の一室で義満はにこやかに宣言した。その向かいに座して呆れたように溜め息を吐いた。 「藪から棒になんですか」 「そなたには日々世話になっておるからな。たまにはそ…